滋賀県近江八幡市で活躍したウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏を題材にした小説です。

キリスト教の伝道師や建築家、メンソレータムを普及させた実業家など多くの顔を持つ人物。

舞台が近江八幡市なので私にとって馴染み深く勉強になった1冊でした。

作中で商品を売る時に大事なこととして

「まずは商品を使うこと。売る相手を選ぶこと。選んだら『これを買ったら得します

よ』と言うのではなく買わなかったら最後、損するのは私ではなくあなたのほうだと分

からせること」

という文がありました。

人は得をすること以上に、損をすることを極端に嫌がる傾向がありこの言い方はとても効果的だそうです。

なかなかこの言い方は言えないこともあると思いますが、行政書士として自分の仕事に自信をもってお客様の

ご要望に応えられるよう日々勉強して少しづつでも前に進めていければと思います。

この本を読んだ後に近江八幡の街並みを散策するのもいいなと思いました。

オススメの1冊です。